未踏ジュニアとは?
独創的アイデアと卓越した技術を持つ
小中高生クリエータ支援プログラム
未踏ジュニアはスポンサーからの支援によって運営されています。
お知らせ
- 2025/07/19 Supporting students to study visual programming with AI: TutoriaLLM | Blockly Summit 2025 (Google Blockly) - 2025/07/19
- 2025/07/07 「KIDOU Global Conference」出展のご案内 (IPA) - 2025/07/07
- 2025/06/19 大阪・関西万博内イベント「デジタル学園祭2025」出展のご案内 (IPA) - 2025/06/19
- 2025/04/11 チャレンジは早ければ早いほど良い。Diver-X代表 迫田大翔が高校卒業後すぐに起業した理由(リクルート) - 2025/04/11
- 2025/02/21 未踏社団、小中高生クリエータ支援プログラム「2025年度 未踏ジュニア」の募集を開始 (公式) - 2025/02/21
2025年度のクリエータ
2025年度は143件の応募が集まり、
15プロジェクト・18名を採択しました。
- 松本 慎太郎 UmiNavi — 個人開発者のための水中ドローン向け自己位置推定システム
- 加納 武紘 Flusca - シミュレーションによって体験を生み出すゲーム
- 三田村 美桜 Fudey - Sensory Calligraphy
- 久保 晃市 おしゃべりなタスクボード – アナログ的な操作で子供の自己管理を補助できる、忘れ防止装置
- 南 大地 Mathmosis - 数学学習支援AIを搭載したタブレット向けアプリ
- 宮崎 航大 Paper CAD - ミニチュア建物を簡単に設計するための2D/3D統合CAD
- 加藤 正宗 S.M.S.|太陽集光変換ユニット:電力・熱・光の屋内伝送システム
- 船橋 一汰 / 中村 承太郎 / 松長 侑南 Gen5 - 自然言語とGUIの融合による柔軟な画像編集エディタ
- 張 契洙 人工心臓に応用するためのシンクロナスリラクタンスモーターの開発
- 野田 蒼馬 / 安田 陽真 aikyo - 相互につながるAIキャラクターを作成するバックエンドフレームワーク
- 長島 昇平 NextRouter -ベストエフォート型光回線を複数利用することで高速に通信を行うルータの開発-
- 後藤 潤樹 TalkBoost - 吃音者の発話の自発性を促進し、積極的に話すことを支援するアプリ
- 山下 桃子 KIGO -ろう者と健常者の間の心理的な壁を越える装置-
- 徳永 優人 Cian - 今日をつぶやく、明日を見つける、未来を思案するジャーナルアプリ
- 大平 直輝 Neureka! - 教材生成とAI学習パートナーによる理解支援サービス
(スーパークリエータ認定者は後日発表される予定です)
Flusca - シミュレーションによって体験を生み出すゲーム
加納 武紘 (PM: 坂元 律矛)

概要
「Flusca(フラスカ)」は、自律的に変化し続けるシミュレーションによって、あなただけのプレイ体験を生み出すゲームです。
あらかじめ定められた筋書きは存在せず、あなたの行動とキャラクターたちの自律的なふるまいが交わることで、主観的な解釈に基づく物語が頭の中に形作られていくでしょう。
じっくりと眺め、時には直接関わってみてください。画面の向こうでは、今なにが起きていますか?
Fudey - Sensory Calligraphy
三田村 美桜 (PM: 尾藤 正人)

概要
あなたの筆が音を奏でながら、正しい筆運びを身につけられます。従来の見て覚える書道から聞いて感じる書道へ。筆圧の強弱が美しい音の変化となり、筆のスピードはヒートマップで色鮮やかに可視化。3D空間では筆の動きを立体的に再現し、あらゆる角度から筆運びを観察できます。習字が苦手な方にこそおすすめ!Apple Pencilで本格的な筆の感覚を体験できる革新的書道アプリをぜひ!
詳細を見るおしゃべりなタスクボード – アナログ的な操作で子供の自己管理を補助できる、忘れ防止装置
久保 晃市 (PM: 神武 里奈)

概要
日々のToDoをホワイトボード等で管理しようとしても、その運用自体を忘れてしまう人がいます。対策としてスマホのリマインダー・アプリが有効ですが、子どもや高齢者など、様々な理由によりスマホを持たない人がいます。また、タスク管理は楽しくないので続かないという声もありました。そこで、子どもが楽しく自己管理できるようになることを目的として、アナログ的な操作でデジタル管理できる忘れ防止装置を開発しました。
詳細を見るMathmosis - 数学学習支援AIを搭載したタブレット向けアプリ
南 大地 (PM: 小室 真紀)

概要
タブレット上でスタイラスペンを使い問題を解くことで、あなたの思考プロセスをAIが詳細に分析します。解答中のつまずきの根本原因を正確に特定。理解を助ける個別フィードバックを提供し、曖昧な「わからない」を残さず、確実な学力定着を実現します。また、事前に授業ノートをアップロードすることで、授業で習ったやり方でAIが解説します。
詳細を見るPaper CAD - ミニチュア建物を簡単に設計するための2D/3D統合CAD
宮崎 航大 (PM: 石丸 翔也)

概要
建物模型制作のためのツールで、3D建物モデルを作成・インポートし、紙用2D展開図(SVG)へ自動変換することが可能です。これまでは立体構造物である建物を平面に展開する"設計"作業が模型制作上の大きな負担でしたが、Paper CADでは3D建物モデルから展開図を自動生成することで直感的・簡単に設計作業が行えます。これにより、模型制作のハードルを下げ、初心者も経験者も短時間で高精度な街並みを制作できるようになります。
詳細を見るS.M.S.|太陽集光変換ユニット:電力・熱・光の屋内伝送システム
加藤 正宗 (PM: 西尾 泰和)

概要
S.M.S.は、太陽の光を使用して、電気・熱・明かりを同時に作り、それを家庭の中でそのまま使えるように変換する、新しいエネルギー装置です。
発電部にタービンなど動的部品がないので、静音性に優れ、壊れにくく、長寿命なのが特長です。また、電気だけでなく、光や熱もそのまま使用できるので、ムダが少なくとても効率的です。もし停電や災害が起きても、太陽さえ出ていれば、明かりと電源を保つことができます。S.M.S.は、自然と調和し、環境に優しく暮らせる毎日を支えるための仕組みです。
Gen5 - 自然言語とGUIの融合による柔軟な画像編集エディタ
船橋 一汰 / 中村 承太郎 / 松長 侑南 (PM: 鈴木 遼)

概要
Gen5(ゲンゴ)は、自然言語とGUIを融合したインターフェースによる画像処理エディタです。画像を編集する指示から、AIが編集エフェクトや必要なマスク画像を生成します。同時に、エフェクトを微調整するためのパラメータUIも自動的に組み立てます。自然言語の直感性とGUIの操作性を「いいとこ取り」することで、スムーズな画像編集フローを実現します。
詳細を見る人工心臓に応用するためのシンクロナスリラクタンスモーターの開発
張 契洙 (PM: 寺本 大輝)

概要
16歳の高校生が人工心臓の駆動装置として、永久磁石などの励磁源を持たないシンクロナスリラクタンスモーターを自作します。これは三相交流で制御されます。希土類磁石を使わないことにより、安全性が高く、堅牢で、安価な設計を目指します。このモーターは人工心臓の血液ポンプの駆動装置となります。人工心臓の駆動装置としては初の試みであり、元々高価な人工心臓は長期で安価に提供することができます。患者さまの経済的負担を下げ安心に暮らせる未来をつくることが出来ます。
詳細を見るaikyo - 相互につながるAIキャラクターを作成するバックエンドフレームワーク
野田 蒼馬 / 安田 陽真 (PM: 関 喜史)

概要
aikyoは、相互につながるAIキャラクターを作成するバックエンドフレームワークです。独立したキャラクターが相互につながり、自然な会話のキャッチボールができるネットワークを簡単に構築することができます。さらに、ActionやKnowledgeと呼ばれるシステムにより、LLMによる自律的なキャラクターの操作を可能にします。
詳細を見るNextRouter -ベストエフォート型光回線を複数利用することで高速に通信を行うルータの開発-
長島 昇平 (PM: 石井 翔)

概要
複数の光回線を束ねて大規模ネットワークの高速化を実現する次世代ルータを開発しました。既存ルータの多くが複数回線を冗長化させるだけの制御に留まるのに対し、本ルータは各利用者のIPアドレス単位で最適な回線への割り当てと通信量の制御を行う機能を持ち、複数回線を効率よく活用することで、帯域保証のない回線しか利用できない環境でもネットワーク全体の通信品質向上を目指します。
詳細を見るTalkBoost - 吃音者の発話の自発性を促進し、積極的に話すことを支援するアプリ
後藤 潤樹 (PM: 鵜飼 佑)

概要
TalkBoostは、吃音を持つ人が「話したい気持ち」を大切にできるよう支援するアプリです。ペンダント型デバイスで日常の音声を収集し、AIが吃音を自動検出。自分では気づきにくい特徴を可視化し、発話の傾向や難しい場面を理解できます。挑戦を積み重ねることで、話す勇気を育み、前向きなコミュニケーションと自己成長を後押しします。
詳細を見るKIGO -ろう者と健常者の間の心理的な壁を越える装置-
山下 桃子 (PM: 岡田 侑弥)

概要
この装置は、リビングに置いて常に音を監視し、対象の音を見つけたらスマホアプリに通知するろう者向けの装置です。しかし、KIGOはろう者の生活をアシストするだけでなく、日常生活に含まれている季節感や情緒や雰囲気を持った俳句の季語に関係する音だけを検出し通知することで、ろう者と健常者で日常の中の季節感や雰囲気に気づき、二人の間の心理的な壁を越えることを目的にした装置です。
詳細を見るCian - 今日をつぶやく、明日を見つける、未来を思案するジャーナルアプリ
徳永 優人 (PM: 岡田 侑弥)

概要
CianはSNS感覚の短文ジャーナルとAI対話を組み合わせた、思案ができる新しいジャーナルアプリです。書くだけでLLMが要約し、頻出ワードと感情の流れを見える化。振り返り対話で思案を重ね、次に踏み出す一歩を提案。日常のメモにも、悩んだ日の相談相手にも、いつもそばであなたの思案を支えます。
詳細を見るNeureka! - 教材生成とAI学習パートナーによる理解支援サービス
大平 直輝 (PM: 小室 真紀)

概要
あらゆる学習の基礎である「理解」は重要である反面、時に多くの時間や労力を必要とすることがあります。Neureka!は、ノートや教科書の写真をアップロードするだけで、ポッドキャストやフラッシュカードといった教材の生成に加えチャットやAIリアルタイム対話機能でのインタラクティブな学習を行うことができ、「理解」をより深く短時間で行うためのサポートをします。
詳細を見る皆さんのプロジェクトを支援するメンター陣
未踏修了生らを中心に、各界で活躍する
エンジニアや専門家がサポートします

岡田 侑弥
株式会社プラゴ

中村 裕美
東京都市大学

安野 貴博
合同会社機械経営

坂元 律矛

石丸 翔也
大阪公立大学

尾藤 正人
株式会社オープンロジ

神武 里奈
株式会社マンガボックス

小室 真紀
株式会社スイッチエデュケーション

石井 翔

寺本 大輝
ハックフォープレイ株式会社

関 喜史
Fairy Devices Inc.

西尾 泰和
サイボウズ・ラボ

鈴木 遼
早稲田大学

安川 要平
(一社) CoderDojo Japan / YassLab (株)

鵜飼 佑
未踏ジュニア代表
待っています
よくある質問と回答
未踏ジュニアは、未踏事業を運営する IPA と相互協力協定を締結した、一般社団法人未踏によって運営されています。メンターを含め、未踏修了生のボランティアと、企業・団体様からのご支援により運営されています。運営にかかる費用はスポンサー各社の支援によって賄われています。[詳細を見る]
担当のメンターが1週間あたり1時間程度、主に開発計画や技術的課題などの相談に乗るほか、1プロジェクトにつき50万円を上限として開発に関連する費用を全額支援します。また、期間中に採択者全員が集まるイベント(ブースト会議/中間合宿など)を開催し、メンターをはじめとする未踏関係者や、プロジェクトに関連する専門家からフィードバックを得る機会を提供します。
プロジェクト期間の最後には成果報告会が開催され、開発したものを多くの人の前で発表する経験もできます。[採択後の流れを見る]
日本国内に居住の場合、プロジェクト期間中の公式イベントへの交通費と合宿の費用は、各プロジェクトの開発予算とは別に支給されます。海外に居住の場合、日本までの渡航費は支給されません。
ブースト合宿か中間合宿のどちらかには現地で参加をいただく必要があります。もし、入院など何らかの合理的な理由で参加が難しい場合は、採択時に申告をお願いします。
未踏ジュニアの開発費支援は、あくまで開発に必要な機材・ソフトウェアを購入するための予算です。労働の対価として支払われる給料ではないため、アルバイトにはあたりません。
はい、同じ提案内容・資料を未踏ジュニアへの応募に使うことができます。
未踏ジュニアのプロジェクト開始日より前に、未踏IT人材発掘・育成事業の採択結果が通知される予定です。その結果を受けて、未踏ジュニアの方を辞退していただいても大丈夫です。
特にそういった要件はありませんが、粗削りでも、聴衆にコンセプトを伝えられるプロトタイプを成果報告会までに用意できることが望ましいです。
作業のペースは基本的に採択者ごとに柔軟に対応します。未踏ジュニアは仕事ではないですし、学生の本分は学業と考えております。例えば、担当のメンターと事前に相談して試験前は学業に専念する(=作業はしない)、と決めるプロジェクトもあります。詳細は関連動画「困ったときのガイドライン - YouTube」をご視聴ください。
開発したいものについて、自分で調べて実装できる力を求めています。
はい、可能です。
採択者はプロジェクトの開始前に親権者同意書の提出が必要ですが、応募の時点では特に必要ありません。
応募〆切後、2〜3週間程度(応募件数によって前後します)を目安に、メールにてご連絡させていただきます。採択されなかった方に関する情報がメンターや運営チーム以外に公開されることはありません。
はい、できます。詳細は YouTube から公開している動画『困ったときのガイドライン』をご参照ください。
クリエータに帰属します。詳細は よくある質問と回答(Helpfeel)をご参照ください。
たくさんのご応募の中から、メンター陣の誰か1人でも「あなたの提案書を最も応援したい」となったとき、採択されます。そのメンターが、あなたの担当メンターになります。詳細はよくある質問と回答(Helpfeel)をご参照ください。
はい、応募〆切の期間内であれば、提案を修正して再送信することもできます。修正して再送信する場合は、応募フォーム内にある質問項目「これはすでに提出されたものを修正した再投稿ですか?」で、「はい」を選択してください。
審査の各段階において〆切後数日以内に、応募フォームで登録したメールアドレスへ審査結果を通知します。この際、審査通過者・採択者には確認の返信をお願いしています。この返信が届かない場合には電話にて連絡をします。迷惑メールフィルタを使用している場合、mitou.org ドメインからの迷惑メール解除設定をしておいてください。
はい、1人3つまでのプロジェクトを提案することが可能です。なお、採択されるのはそのうちの1プロジェクトのみとなるので、あらかじめご了承ください。
原則として『1プロジェクト4人まで』としています。5人以上で提案する場合は、応募書類にそれぞれの役割と5人以上で取り組みたい理由を記載してください。
はい、過去にも複数名、高校3年生での採択者がいます。
未踏ジュニアは17歳以下が対象となっておりますが、24歳以下が対象の『未踏事業』や、年齢制限の無い『未踏アドバンスト』『未踏ターゲット』などもあります。詳細は『他の支援プログラム』からご確認いただけます。
応募者向けお役立ち情報

応募者に役立つ動画を YouTube でまとめました。
質問は @MitouJr や匿名質問箱でも受付中!
未踏ジュニアに
応募してみませんか?
2025年度の募集について
- 対象: 2025年4月1日時点で17歳以下の個人および、これらの年齢で構成されたグループ (最大4人)
- 期間: 2025年6月から11月までの約6ヶ月間
- 参加費: 無料 (海外居住の場合を除き、イベント参加の為の交通費・宿泊費も支給されます)
- 海外居住の場合は、日本までの渡航費は支給されません。
- 海外在住者も含むすべての採択者について、ブースト合宿か中間合宿のどちらかには現地で参加をいただく必要があります。もし、入院など何らかの合理的な理由で参加が難しい場合は、採択時に申告をお願いします。
運営団体
一般社団法人未踏 (Mitou Foundation、代表理事:竹内 郁雄) は、経済産業省所管の独立行政法人情報処理推進機構 (IPA) が実施する未踏事業修了生を中心に、創造的人材を多角的に支援し、業界横断的なネットワークをつくることで、ITを中心としたイノベーションを加速することを目的に設立された社団法人です。
2025年度スポンサー
プラチナスポンサー
ゴールドスポンサー
シルバースポンサー
機材・教材提供
サポーターとして、株式会社プロコミット 代表取締役社長の清水隆史様(一般社団法人未踏 特別賛助会員)にもご支援をいただいております。
未踏ジュニア実行委員会では、未踏ジュニアの継続的な活動を支援して頂けるスポンサー様を随時募集しております。
興味を持って頂いた法人・個人の方は jr@mitou.org までご連絡頂けると幸いです。
後援
協力団体
SNS
問い合わせ
お返事が遅くなる場合もありますが、ご了承ください。
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